ワインは、よく生き物に例えられます。それは飲み頃期間があるので、他のお酒と比べて、コンディションの維持が非常に大切だからです。
ワインの難しくも楽しいところは、全く同じワインであっても、飲む時期によって味が変化する事です。まだ若いと思えば1年ほど熟成させれば、前とは全く違う奥行きのある味わいになるでしょう。逆に今日飲んで美味しかったワインでも、そのワインのピークを過ぎてしまっては味は落ちていきます。そのワインの飲み頃を見つけて、最高潮時に飲む。2度と同じ味は味わえないワインの奥深さがここにあります。
ワインの飲み頃については、産地や品種によって異なるので本などを参考にしていただくとして、一般論を述べます。
デイリーワインは、3年以内に飲むのが良いとされてますが、高級ワインの飲み頃は、第一期で5年後からと言われています。
偉大なワインは、その後何年もの長い間、飲み頃を保ちます。その間、瓶の中で緩やかに熟成していきます。
この緩やかな熟成が、ワインにとって非常に大切な期間になります。理想はワイン蔵にある地下のワインカーブ。1年を通して寒暖の差が少なく、一定の温度・湿度の条件で保つ事です。
しかし日本では、四季があり寒暖の差が非常に大きいので、ワイン熟成にとっては難しい環境です。ですのでワインセラーを使う事は必須かもしれません。
当店のワインセラーで、コンディションの良いワインをお召し上がりください。
ワインのコンディションについては、ワインのコンディションコラムをご覧ください
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