当店でもワインを通信販売していますが、通販で購入されたワインは、少なくても４，５日はご自宅で安静にしてから飲むことをお勧めをしています。宅配便などで配送する場合は、長時間にわたって揺れがおこり、ワインのコンディションとバランスが崩れた状態になります。最低４，５日の安静期間を置くと、元のバランスに戻ります。
さらに、そのワインが輸入されたばかりのワインだったらもう少し長い安静期間が必要です。
多くのワインが長い間、船に揺られて旅をしてきます。「ワインに長旅をさせるな」と言いますとおり、ワインも長旅でかなり疲れた状態になりバランスが崩れてしまいます。
最低１週間は安静に保管し、開封してください。通販で購入して届いたワインをすぐに飲まれて、おかしい？と思ったときは、大概この問題だと思います。
上記のようにワインは非常にデリケートな商品なので、購入してからの保管ももちろん大切ですが、購入する前の段階でどのような保管が行われているかも、大変重要です。
例えば、当店では、リーファー便（温度管理したコンテナ）を使用している輸入業者と取引し、入荷してからも当店では専用セラーにて真っ暗な所でワインを保管しています。（良いワインは光の当たる店頭に出せないという悩みはあるのですが・・・）
信頼できる酒屋さんからワインの購入することも、かなり重要でしょう。
補足で通販の宅配クール便についての注意・・・ワインに詳しい方でも、時に注意が必要な場合があります。
夏場はもちろん室温が３０度以上になるため、ワインの宅配はクール便が絶対条件です。
しかし、２０度以下の涼しい春・秋でも、お客様からクール便の使用を依頼される場合が多くあります。
それは、ワイン温度について、過度になりすぎている場合もあるのです。
当店では１４度前後で保管していますので、クール便の５度前後でいきなり冷やしてしまうと、逆に温度差が出過ぎてよくない場合があります。そんな時は、２０度前後であれば、そのままで出荷したほうが良いと考えています。
当店ではおまかせを選択いただくと、その日の天候にあわせて、クール便の使用・不使用を決めて出荷しています。
「なんでもかんでも冷やせば良い」的な発想は、時に逆効果になる場合もあるのでご注意ください
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